2010年7月21日水曜日

2010/07/17

『乱れる』観る。

後半の電車のシーンが、効いている。

大石田駅で降りて、バスに乗って銀山温泉へ。

そこで、クライマックスを迎えるのだが、少し無理があるなと思った。

ここに何か、アイデアがなかったものか?

相当悩んだところだと思うが、銀山温泉の美景に、監督、脚本家らが、心を奪われたのではないか?

何か、つじつま合わせのような流れになっているように感じた。

「降りましょう」

と、高峰が加山を誘うところが、唐突だ。

ボクは、前半の東京の部分が好きだ。

『家の中の他人』観る。

好きなものが、得手とは限らないのだな。外国のミステリーを原作にしているが、アンドレ・カイアットのようなタッチの心理劇になっている。

温泉で死のうとするところも、もうひとつで、小林桂樹も憔悴し、痩せて行かないといけない。

これでは二時間ドラマの域を出ないと思う。

松山善三脚本。

新珠三千代は素晴らしいが、あまり観たくはないキャラクターだ。



『山の音』観る。

観ていて、不愉快になる。

倒錯した作家の露悪としか言いようがない。

今日はとても嫌な気分で、一日が終わる。

原作は川端康成。

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