2010年4月22日木曜日

2010/04/18

『夫婦善哉』を観た。

画面で今は亡き森繁久弥さんと久しぶりに再会した。

相変わらず、嫌な男の役を徹底して演じている。

これがもし森雅之だったらどうなっていただろうか? と考えた。嫌な男には変わりはないが、愛嬌が出て来たように思うが、それが良いことなのかどうかはわからない。淡島さんはとても美しく、吸い寄せられるような感じ。小津映画の淡島さんもいいが、豊田映画の淡島さんもいいな。

しかし、この映画、もう何十年も前に観た記憶があるが、どこで観たのかは覚えていない。法善寺近くの「めおとぜんざい」で、お汁粉を食べるシーンで、終わっていたと思ったけど、そうではなかったことに、今日気付いた。

映画は観た人の都合のいいように編集されていくものだ。

思い出の中では、映画にないシーンが現れてしまうこともある。不思議だ。

感動した映画を再見して、「何だ、これは…」と首を傾げることもある。

山のようにDVDを持ってはいるが、何度も繰り返し見る映画は、そうはない。思い出だけに生きているわけではないが、年々、新作を観るのが苦痛だ。いけない、いけない、努力せねば。

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